男女共同参画推進講演会「女性研究者のエンパワーメント-お茶の水女子大学の事例から-」報告
2014年10月17日 TOPICS
女性研究者支援室では、去る平成26年10月16日(木)に男女共同参画推進講演会「女性研究者のエンパワーメント -お茶の水女子大学の事例から-」を開催しました。
最初に前田学長から挨拶があり、続けて当支援室の風間室長からこれまでの山梨大学女性研究者支援室の活動報告を行いました。その後、室伏きみ子先生からご講演いただきました。
お茶の水女子大学にて実施してこられた日仏共同博士課程CDFJや、日本学術会議で行われた日本カナダ女性研究者交流事業等についてご紹介と、それら事業に参加した結果、現在幅広くご活躍されている女性研究者達の紹介を交えた取組の成果をお話いただきました。
質疑応答では、男女共同参画推進の一環として女性の管理職登用についての質問に対し、「女性の上位職はロールモデルが少なく、若い人材を教育していく必要があり時間がかかることも事実。まずは着手できるところから始めると良いのではないか」との回答をいただきました。
また、女性の部下に対する業務指示の仕方に迷いがあるのだが、との質問に対しては「男女で対応を分ける必要はなく、指示する際に可能かどうかを尋ねてみてはどうか。男性であってもライフイベントを理由に断る人もいるかもしれないし、女性であっても意欲を持ってやりたいという人もいるかもしれない」などのアドバイスもいただきました。
今後の山梨大学における男女共同参画と女性研究者支援の在り方について、大変有意義な時間となりました。室伏先生、そしてご参加いただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。
【講師】室伏 きみ子 氏(お茶の水女子大学名誉教授、山梨大学経営協議会委員)
【場所】甲府キャンパス情報メディア館5F多目的ホール
(医学部キャンパスへはTV会議システムにより中継を実施)
【参加数】約70名
女性研究者支援室主催、男女共同参画推進本部共催事業
<風間室長による活動紹介>