シンポジウム(女性研究者支援室クロージング&男女共同参画推進室キックオフ)-報告
2015年01月13日 TOPICS
女性研究者支援室は、平成27年1月1日より「男女共同参画推進室」となり、去る平成27年1月8日に「女性研究者支援室クロージングおよび男女共同参画推進室キックオフシンポジウム」を開催いたしました。
最初に前田学長から挨拶の後、第一部として、女性研究者支援室の活動報告が行われました。風間室長からの事業活動の報告に続き、研究サポーター(CA)制度を利用している女性研究者のお一人である乙黒美彩助教(生命環境学域生命農学系)と、現在サポーター(CA)として活動している本山まりのさん(教育人間科学部3年)、田中悠二さん(生命環境科学部2年)から報告がありました。
そして、女性研究者支援活動の先進大学である宮崎大学の清花アテナ男女共同参画推進室の清水鈴代副室長より「女性研究支援から男女共同参画の推進へ」と題してご講演をいただき、多くの気づきと学ぶべき点をご教授いただいました。第一部の締めくくりとして、科学技術振興機構の木村忠正プログラム主管よりご講評頂きました。
休憩をはさみ第二部では、パネルディスカッション「男女共同参画推進に向けて、大学と地域のパートナーシップをやまなしから考える」を行いました。パネリストからは「教育の場」「研究の場」さらに「事業主」という多用な側面をもつ大学だからこその男女共同参画の方法について意見が交わされました。地方大学としての役割を確認し、学内外そして地域へと笑顔が広がる大学を目指そうという風間室長のアピールで閉じられました。第二部について文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室の和田勝行室長よりご講評頂き、シンポジウムは終了しました。
アンケートでは、「CA制度は素晴らしい制度なので、周知を図って欲しい」「宮崎大学の取組みは大変参考になった。山梨大学も負けずに頑張りたい」「山梨大学に対する山梨県の期待を知ることができた」「”女性”支援が目的ではなく、社会全体が働きやすい・生活しやすいものになるということが重要である、という理念が印象深かった」など、大変実のあるシンポジウムになったことが伺えました。
ご参加頂きました皆さま、本当にありがとうございました。
【プログラム】
・学長挨拶
・女性研究者支援室 活動報告
・研究サポーター制度成果発表
・基調講演 清水 鈴代 氏 (宮崎大学清花アテナ男女共同参画推進室副室長)
・パネルディスカッション
パネリスト
清水 鈴代 氏(宮崎大学清花アテナ男女共同参画推進室副室長)
澤井 景子 氏(内閣府 男女共同参画局 男女共同参画推進官)
市川 美季 氏(山梨県 企画県民部県民生活・男女参画課長)
下間 康行 氏(山梨大学理事(総務・労務・情報管理担当))
ファシリテーター
風間 ふたば 男女共同参画推進室長
【参加者数】 114名
山梨大学女性研究者支援室改め男女共同参画推進室は、笑顔が広がる大学を目指し一層尽力して参ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。