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ご挨拶

ご挨拶

国立大学法人山梨大学 学長
中村 和彦

本学は、令和2年度に文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の採択を受けました。本事業は、共同実施機関であるシミックホールディングス株式会社および株式会社はくばくとともに、女性研究者育成を中心とした事業を展開しており、企業と大学間の活発な人事交流から、総合的なキャリアマネジメントの仕組みを織り込んでいることを特徴とします。

本学では、女性研究者の増員のみでなく、女性人材育成の拠点として地域に貢献することを目指し、様々な取組を行ってまいりました。
具体的な成果としては、大学全体で女性教員増員に向け各学部で新たな目標を設定し、女性教員の増加だけでなく、自然科学系や工学系の女性研究者の積極的な上位職登用が行われました。また、地域貢献型研究を行う女性研究者への研究支援により、地域に還元しうる研究成果が多く得られました。さらに、博士課程女子学生へのフェローシップ制度を制定することにより、優秀な女子学生の支援と育成を同時に行うことができ、フェローシップを受けた女子学生を本学助教に迎えることができました。

本事業により期待される、「女性研究者の活躍推進と地域社会への女性活躍の牽引」を実現するため、多様な人材が意欲をもって、多様な価値観と自由な発想を源泉とする学術文化の展開に取り組み、その能力を遺憾なく発揮できる環境整備を継続していきたいと考えております。

皆様の一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

国立大学法人山梨大学 理事(男女共同参画・特命)
小林 明

令和2年度から開始された本事業により、本学では、企業との人的交流が促進されただけでなく、多様な人材・多様な考え方が取り入れられやすい環境が着実に構築されてきています。それにより、「組織としてこうあるべき」にとらわれすぎず、様々な意見を取り入れ、必要に応じて制度を活用する体制もだいぶ浸透しているように感じています。
本事業を通じ、女性研究者のみならず、本学で研究・勉学に励む者、またそれらをサポートするすべての人材が、本学における様々な活動に意欲的に取り組める環境づくりを続けてまいります。

国立大学法人山梨大学 男女共同参画推進室長
志村 結美

ダイバーシティの推進をめざして、令和2年度から大学と企業が連携して、女性研究者への様々な支援や事業に積極的に取り組んで参りました。それらは少しずつ形となり、実となって来ていると自負しております。今後もより多くの女性がそれぞれの力をのびやかに発揮できる環境を整えていきたいと考えています。
また、このことは、地域で活躍し、地域に貢献できる女性研究者や技術者を育成することにも繋がり、さらには地域活性化にも大きく寄与できるものと考えております。より一層の連携を力強く進めていく所存です。

共同実施機関 シミックホールディングス株式会社 COO
大石 圭子

当事業の取り組みを通して、地域における女性活躍を推進し山梨を盛り上げていく力になるとともに、将来リニア新幹線が開通し世界との距離が近くなる山梨が、ダイバーシティを世界に発信できる地域へと発展していく礎となることを願っております。女性活躍の先に見据える個々人の生き方や考え方を認め合える社会づくりをシミックグループも推進しておりますので、共同実施機関として当事業の成功に貢献していきたいと考えております。

共同実施機関 株式会社はくばく 取締役管理本部長
田邊 征治

はくばくでは、男女問わず全社員がいきいきと同じ立場で働ける職場の実現を目指し、ソフト・ハード両面から働き甲斐のある職場環境の整備を進めてまいりました。食品会社ということもあり、特に商品開発部門へ積極的に女性スタッフを登用し、数多くの商材を開発してきましたが、研究開発部門においては女性の力を十分に引き出せているとは言えませんでした。そのような中、今回、本事業に採択されたこと、女性研究者の活躍を後押しするための千載一隅のチャンスととらえています。
今後、その実現に向け「出来ること」をしっかりと定め、連携三者で地域人材の育成と産業活性化に力を尽くしていきます。

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